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育児は手を抜いています。
産後1.5ヶ月で仕事復帰したこともあり、新生児の時には、イライラやストレスだけでなく体力的にもツラく、幸せながらも「しんどい…」と感じていました。

しかし、今は育児ストレスもなく楽しい日々。手抜きによる罪悪感もゼロ。

そのコツとして、3歳の現時点では娘に;

周囲にフレンドリーであること
きちんと会話(説明)をすること

という2つ以外は何も求めていないことがあります。

あとは、こちらの姿勢として;
「大好き!」「上手!(などの褒め言葉)」と1日に何度も伝え
「うんうん」と、とりあえず最後まで話を聞く

くらいでしょうか。

私は、それで充分だと考えています。
理由は「娘が大人になった時の世の中がどうなっているか?」を想像し、その社会で必要そうなこと以外は求めないと決めたからです。


彼女が独り立ちするのが20年後くらいだとすると、世の中はどうなっているでしょう?

2035年の日本。少なくとも想像できるのは「個人力が大切になっている(今より組織力に頼れなくなっている)」ということでしょう。

今も既に、その傾向は見られますよね?
終身雇用や学閥に頼れる職場が昔より限られて、、、という厳しい変化もありますが、代わりに個人は自分をブランディングする様々なツールや機会に恵まれています。副業だって解禁。悩んだ時に身動きの取りやすい世の中になりました。

「×× (組織名)の○○(自分の名前)です」という生き方より、シンプルに「○○(自分の名前)です」として生きることがメジャーな時代

何だか、悪くない気がしません?
厳しい面もあるでしょうが、「自分次第の毎日、楽しい♪」と軽やかに生きていける人なら、こんな面白い世の中はないかもしれません。

そもそも世間には、将来の不安を煽るような情報が溢れ過ぎ。100%確実な未来なんてなく、あるのは「たぶんこうじゃない?」程度の未来だけなのに。
だったら、ネガティブな部分に「あー、どうしよう?」と言っているより、ポジティブな部分に気持ちも力も集中して育児をした方が生産的な気がします。

しかも、個人力を育てることに、マイナスな面はないですよね?

で、その「個人力で生きられる人間」の条件として、本人の興味・才能・地頭など比較的コントロールが難しい要素とは別に、「愛され力」「メンタルの強さ」があるように思います。

才能があったとしても頭脳明晰だったとしても、それがよほど突き抜けたモノでない限り、周囲に認めてもらったり、盛り立ててもらうことなしに、それで生きていく(≒お金を稼いだり、社会で認められたり)は難しいですよね。

逆に、周囲に人が集まる「愛され力」があれば、ポテンシャル以上に道が開け易いように思います。

現代でも、人が集まるところにビジネスだったり、様々なチャンスが生まれていますし、身の回りで上手に道を開いている人は、どんなことを言ったり・やったりしても、何だか憎めない可愛らしさがあるように感じます。

それと、自信を傷つけられたり、信じていたモノ・コトに裏切られたり、あと、軽いミスが思わぬ落とし穴になったり、、、精神的に強くないと挫けてしまうシーンは、後ろ盾なく「○○(自分の名前)です」として生きるなら、より一層増えるかもしれません。
これは、私自身がフリーランスで働いている強い実感です。

なので、その「愛され力(他人から支えてもらえる力)」を養えるように;

周囲にフレンドリーであること
きちんと会話(説明)をすること

の2つだけは娘に徹底して求めています。


言い換えるなら、他人を許容する力考えや想いを伝える対話力
この「良い愛され方をされる大人」になるための必須能力を身につけること以外は、基本的に娘に求めていません。

そして、「メンタルの強さ」を養えるように、娘に求めるのではなく親サイドが;
「大好き!」「上手!(などの褒め言葉)」と1日に何度も伝え、
常に「うんうん」と話を最後まで聞く”傾聴姿勢”
は取るようにしています。

これは、メンタルの強さ≒自己肯定感だと解釈してのことですが、娘が生まれた際に友達がくれた「子育てハッピーアドバイス」を読んで、ストンっと納得いった点でもあります。

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実際に大人になってから、こんな風に言う人もいたりします。
男女関係なく、こんな大人になってくれれば頼もしいですよね。

また、親が傾聴姿勢の見本を見せることは「愛され力」にもプラスだと考えます。
言いたいことが言うだけでなく、相手の話も聞けるような大人になるように。

ということで、「愛され力」と「メンタルの強さ」の2点以外は重視していません。
一般的なマナーは必要でしょうが、、、実はこどもちゃれんじ任せ。

ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ

親族にベネッセの人がいるとかじゃないですよ。笑

でも、ほんっとうに!“こどもちゃれんじ”は、マナー教育においてかなり使えます。一緒に見ながら「だよねー」と話す程度でも理解している様子で、マナーから大きく外れたことを人前ですることはありませんし、他の子がしていると「ダメだよね」と言ってきます。

やはり、チビでもチビなりにプライドがあるようで、何かを注意されるとショックを受けるんですよね。なので、何かをしていて、思いもよらず「ダメ!」と言われると、泣いたり拗ねたりキレたりします。
しかし、「こどもちゃれんじ」でも絵本でも良いですが、ダメなことを前もって知っていれば、それをしないようにします。してしまった時でも「あ、ダメなことをした…」と思うようで、こちらの顔色を伺ったり、次の機会にはしないようにしているのが見てとれます。


…と、育児のポイントを絞ってそれ以外は手を抜く!と決めたら、とても楽になりました

彼女が1歳になる頃まで、私は、かなり頑張っていました。
例えば食事。離乳食をどうしても食べてくれず、その後も偏食が激しいので、育児本を参考にしたり、ネットで検索したりして、あれやこれやと料理しては撃沈の日々。手間暇かけて一生懸命作った料理を「んべぇー」と出されて一口も食べてくれなくても、毎日毎日「どうしよう…」と試行錯誤。食事以外も一事が万事そんな感じでしたから、「母親になるって幸せ!」と自己暗示をかけつつ、騙し騙し過ごしていた気がします。

そんな時、助産師の資格を持つ友人が私に放った一言↓
「米国に大きくなるまでジャムサンドしか食べなかった少年の成長を調査した結果があるんだけど、身体にも脳にも問題なかったらしいよ。」
コレを聞いて、憑き物が落ちました。

いや、「ジャムサンドだけでいいや」と思ったワケではないですよ。笑
結果には個体差があるでしょうし、「偏食が子供の成長に影響がある」という研究結果だってあるのでしょうから。
ただ「やみくもに頑張ってる自分」が見えた瞬間でした。

「育児はこうでないといけない」
「子供のためにこうしなきゃいけない」
「子供には○○が必要だから、こうしなきゃいけない」

自分にたくさんの縛りをつけて、喜んだり哀しんだり。作業量も気持ちの浮き沈みも激しかったため、とても疲れていました。

でも、間違っていました。
情報を調べまくって・何でもやり散らかしてばかり。そのくせ、「ベストって何?」という視点を突き詰められていなかったんです。

なので、”憑き物”が落ち、必要なことを取捨選択した結果が上述の手抜き育児法です。

結局、娘は離乳食を1口も食べていません
普通食での食事デビュー。スパイシーなモノや油っこいモノなど、明らかに胃の負担が大きそうなものを除き、私と同じものを食べています。好き嫌いも多いですが、「その内食べるだろう」ということで放置。代わりに、フォローアップミルクを活用したり、ビタミンやアミノ類を補う幼児用の栄養シロップを与えてはいます(コレも最初は拒否していましたが、2週間くらいで慣れました)。

これで、今のところは身体に問題はなく、言葉や数字の理解などは周囲のお友達より早いくらいです。

3歳の今でも、寝る前には授乳を求められます。
オムツ外れはしましたが、寝る時や外出の時など心配な時にはオムツを使っています。

別にね、20歳頃に「いい感じ」な大人であれば良いんですよ、きっと。
ずっと乳離れできないことはないでしょうし、オムツもいつか要らなくなります。私が言わなくたって「キレイになりたい」と思う年頃になれば、野菜だって何だって食べるでしょう。

「フツーはこうだから」を気にせず、「どんな子に育って欲しいか?」という基準でで育児をしていけば、ツラくならずにこなせる方法がきっとあるように思います。


2歳のイヤイヤ期も、さしてツラさはなく終了しました。
危険なこと以外は好きにさせていたせいか、イヤイヤ自体も少なかったです。道路に寝転がって暴れたりもしましたが、「あー、はいはい」と荷物のように担いで家に連れて帰ったら、そのまま疲れて寝てしまったり。
親が不機嫌になるのが子供にとっては何よりツラいですから、こちらが平常心でいられるよう、楽にした方が良いです。

自分で何かやろうとして、できなくてキレることは今もありますが「頑張ったねー」と抱っこしてあげれば、しばらく泣き叫びますが、それで終了。「頑張ったねー」と言っても「でも、できてない!」とキレ返されることもありますが、「でも、ココが良くできているよ」と褒め返せば、だいたい丸く収まります。
子供の怒りのペースに巻き込まれてストレスを溜める必要はありません。

3歳になって、家の中で「アレしない」「コレしない」とわがままを言うこともありますが、外ではないようです。家の中でそうなった時には、例えばお片づけなら、私がチャチャっとやりつつ「コレお願い」と部分的&具体的に指示をすればやってくれることも多いです。「服を着ない!」と言う時は「オッケー」と言ってしばらくしてから、再度、服を着るメリット(「コレ着たら一緒に遊びに行けるね」など)や着ないデメリット(「裸だと遊びにいけないね、悲しいね」など)を説明すると、大抵は着てくれます。
要は、親が言うことを聞いてくれるか?で愛情を計っているのでしょうから、「愛されている!」と思うような反応をしてあげれば良いのだと思います。時間に余裕が必要にはなるので、その点は気をつけないといけないですが。

…といった感じで、愛情たっぷりに“手抜き育児”を実践しています。
子育ての結果がわかるのは先の話になりますが、親にも子供にも負担の少ない育児が、家庭内のより良いコミュニケーションと、20年後の未来にフィットした大人を育むことに役立つと信じています。

カテゴリー: 育児