着色料いっぱいのケーキ!と言えばアメリカ…というイメージがあるようですが、意外と世界中で人気のカラフルなケーキ。モルディブでも人気です。
ちなみに、この写真は、地元のケーキ屋さんに、
「イチゴ色のイチゴ味のケーキ」
とざっくりオーダーで誕生日ケーキを注文した結果。
そして、仕上がりを見た瞬間、それはもう、誕生日当日。
「あー、作り直しとか無理な時間だ…」
と薄目になりつつ、『パステルピンクのストロベリーケーキ』を心待ちにしていた娘の顔を恐る恐る見ると…驚きのためか無表情。
「こ、これで良い?」とおそるおそる聞くと「う、うん。ピンクだね…。」と薄っすら微笑んでくれました。
さすが今日で4歳。大人の対応をありがとう!
色サンプル持参で、具体的な色を指定をしなかったらこうなるよね…と深く反省しました。
なぜなら、彼らのケーキの色彩感覚はこんな感じ↓。

人気パン屋の虹色ケーキ

同じパン屋のドーナツ
淡い色合いよりもビビッドな色を好みますから、仕方のないこと。
モルディブ以外にも「着色ケーキ好き」の国民は割と多く、世界中のカジュアルなケーキ屋さんでビビッドなケーキをよく目にします。アジアなどを巡っていると、カップケーキなんて着色クリームがのっていて当たり前!な雰囲気。
そして、私もそんな着色ケーキに愛着が湧いてきたので、「意外と良いよ」というご紹介をします(誰も求めてないでしょうが)。
目次
ビビッドな着色ケーキを食べてみよう!
激甘バタークリーム使用
鮮やかな着色クリームは、たいていがバタークリーム。生クリームよりしっかりと形が作れるので、凝ったデコレーションができるからでしょう。
ところで、皆さん、バタークリームはお好きですか?
私は、小さい頃に「生クリームだ」と勘違いして食べ、「まずっ!」と吐き出したのがバタークリームとの出会い。きっと、苦手な人も多いはず。
しかし、慣れると意外に中毒性があるんですよねー。
今や私も
「しっかりとバターのコクがあり、砂糖が少しジャリっ感じるくらいに激甘パンチが効いたバタークリームがベスト」
などと語るようになってしまいました。
糖分+油分+卵白が主原料ですから、もちろん、肥満が止まりません。
が、カロリーが高い・体に悪いモノほど美味しい!というのはポッチャリ界の常識ですから、この観点からも中毒性のある美味しさには納得いただけるのではないでしょうか。
実は、歯磨き検査代わりになる
ビビッドな色のバタークリームを食べた後は、口の中をチェックしましょう。
食べた直後は、とりあえず歯も舌も全体的に染まります。その後、うがいなどをしたとしても、歯垢が残っている場所は色が薄くなりません。
なので、子供がビビッドなクリームを食べた後は、歯磨き指導に絶好のタイミング。
鏡を見ながら
「ピンクだねー」
などと言いつつ、自分で歯を磨かせます。
それでも色が残っている箇所は「磨けていないんだよ」と教え、再度磨かせます。それでも難しい箇所は仕上げ磨きをしてあげることになりますが、普段の仕上げ磨きの時に
「どの部分に気をつけて磨いてあげたら良いか?」
の参考になるので、磨き残しの箇所を頭に入れながら着色料を落としてあげましょう。
また、
「ねっちりとして甘いバタークリームって、そもそも虫歯になりそうな食べ物だよね」
というご指摘もあるでしょうが、、、まぁ、その通りですね。食べ過ぎ注意!
ちなみに、黄色のような白に近い色は、着色が見えにくいので、この目的にはその他の色が適しています。この目的でケーキを買う人がいるか?は知りませんが。
バタークリームは他の料理にも使える
激甘バタークリームは、主に『バター+砂糖+卵白(+着色料)』の塊であることが多いので、バターと砂糖を使っているいろんな料理に使えます。
なので、大き過ぎるバターケーキが食べ残りそうな時、私はクリーム部分だけ削ぎ取って、別の料理に使ってしまいます。スポンジ部分はペロッと食べれちゃいますからね(バタークリームのせいで、甘味を感じる味覚が狂っているのか)。
余ったバタークリーム使い方の例としては;
- パンケーキにそのまま塗って食べる。普通に美味しい。
- パンに塗ってトースト。普通に美味しい.。
- ミートソースに少しだけ入れると、味がまとまって、コクと旨味が増す(気がする)。青や緑のクリームは入れる気がしないが、入れたとしても多少黒っぽくなるだけか?と。卵白が固まるかな?と懸念し、私は粗熱を取った後に混ぜてから再度沸騰させている。
- クッキー生地に混ぜても◎。と言うか、バタークリームに適量(量ったことがないのでグラム数は不明だが、バタークリームより少なめの量)の薄力粉を混ぜ、のばし、切るor丸めてつぶすor型を抜いて焼けば、クッキーになります。
※バタークリームを入れたビニール袋に薄力粉を入れてモミモミし、袋に入れたままのばし、冷蔵後でしばらく寝かせ、袋を切り開いて、包丁で適当に切ると楽。まな板等も汚れません。
など。「バター+砂糖」を使うものなら、だいたい何でも良いでしょう。焦げやすいので、混ぜ込むor上に塗った方が良いのかな?とは思います。
個人的には、トーストが好き。
卵白が入っているためかクリーム部分が少しカリッとするのが『微かにメロンパン風』で美味しく、割とたっぷり塗るのがオススメ(激甘ですが)。
いや、本物のメロンパンとは全く別物ですよ。香りも違うし。微かにそんな雰囲気…というだけで。期待し過ぎないでください。
写真のように
「クリームを適当にパンに載せる→ナイフなどでのばす→焼く」
というだけですが、毒々しい色が何とも楽しい一品。
ややグロテスクに焼きあがることもあり、色彩センスが試されます。
まとめ
いかがでしょう?
ビビッドな着色ケーキ、意外と悪くないんですよ。バタークリームも愛すべき素材ですし、何よりポップで可愛いケーキができます。
着色料は身体に悪いイメージもあります(実際のところは詳しくは知りません)が、時折食べるくらいでは大丈夫なのでは?と。
毎日のように着色料を大量摂取している人も海外にはいますが、それによって致命的な何かが起きた…というのも耳にしませんし。
ただし、着色料を大量摂取すると、その色のウンチが出たりします。驚かないようにしましょう。
(…と頭でわかっていても驚きますよ。真っ青とかのに対面すると。)
ぜひ皆さんも『着色料たっぷり激甘バターケーキ』を楽しんでください。