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SNSの利用実態について、興味深い調査結果が発表されていました。

Facebook、Instagram、Twitter、LINEだけじゃない!新顔SNSも使ってる?!多様化するSNSに関する「利用実態調査」結果発表

詳細はリンク先でご確認いただきたいと思いますが、
以下、気になった点を引用させていただきます。;

「(過去に一度でも)利用したことがあるSNS」と「いま利用しているSNS」を聞いたところ、Twitter、Instagram、LINEは今も引き続き使っている人が多いことが分かりました。一方で、Facebook、ブログ、YouTubeは大幅に利用率が下がり、ブログは36.4%から18.3%へと継続して利用している人が約半数に減っています。

短文や画像で気軽に投稿することが出来るTwitter、Instagram、LINEに比べ、Facebook、ブログ、YouTubeはコンテンツの制作に時間や手間がかかるため、投稿の心理的ハードルが高くなりやすく、それぞれ代替利用が出来る新しいSNSが出てきたときに移行しやすいのではないかと考えられます。

Facebook、Blogからはより投稿意欲が強まる傾向のある趣味に特化したSNSへ、YouTubeからは動画編集が不要なライブ配信系のSNSへと、移行しているのではないでしょうか。
(出典:https://smmlab.jp/?p=43949)

上記は、一般的にもよく言われるようになっていることが、改めて確認された感じですよね。

そして、もう1箇所引用させていただきますが;

しかし、気軽に発信・消費出来る軽薄短小なコンテンツが増加する一方で、今回の調査では減少傾向にあったブログや編集動画などの重厚長大なコンテンツには新しい価値が生まれるかもしれません。なぜなら、制作・投稿のハードルが高い分、強い発信意欲が必要となるため、情報密度が濃く他者への影響度も高いコンテンツになる可能性が高いからです。
(出典:https://smmlab.jp/?p=43949)

コレ、私は強く同意したい点です。

今も大企業が副業を解禁したり、日本人の働き方が大きく変化してきていますが、今後はさらに加速(しかも比較的早いスピードで)すると考えて間違いないのでしょう。
AIを含め、様々なテクノロジーが仕事を効率的に、より精度高くこなしてくれる=つまり、少なくも単純労働に人間の入り込む隙が少なくなる→労働人口数に対して充分な仕事の量がなくなる…今はまだ、好き嫌いを言わなければある程度仕事はあるかもしれませんが、その状態さえいつまで続くかわかりません。

そうなると、ワークシェアなどだけではどうにもならず、ベーシックインカムの導入が現実味を帯びてきますよね。財源の問題などあるでしょうし、充分なレベル/やり方でのスタートになるかはわかりませんが、それでもベーシックインカム、或いは、他の社会保障制度が必要にはなってくる気がします。

そうなってくると(まぁ、そこまでいかなくてもですが)、余暇が増える人が増えてきますよね。それでも生きてはいけるし…と。そもそも贅沢志向を持つ人が減っていますから。
その未来に対する1つの見方として、「これまで”職場”という居場所で何となく自己承認欲求を満たされていた人が、その場を失う」という面があると思います。そういう状況になると、自己承認欲求を満たすために、ブログなり編集動画なりハードルの高い発信の場に来る(来れる)人が増えるのではないでしょうか。

20代など若い層を中心に、安定志向でよりリスクの低い職場を選択をしつつ、それでもなお「この企業はいつまで続くのだろう?会社がダメになった時、自分はどうしよう?」という不安を持っている人が多いように感じます(コレは調査などの結果での体感ではなく、自分の周囲の人からの実感ですので、N数がだいぶ少ないですが)。

彼らは、自分のブランディングがいかに大切か自分と周囲を有意に繋げておく(将来にメリットのない無為な繋がり方ではなく)ことがいかに大切か、強く感じているように思います。
そんな人たちにとって”ハードルの高い発信の場”で自己をメディア化することは、手数はかかって大変ですが、低リスク(どころか、ほぼノーリスク?)で作れる大きな武器と言えるでしょう。

なので、LINEなどの便利なツール(電話より使いますよねー)とインスタグラムなどの気軽で楽しいツールはこれからも人々の生活の一部として残るのでしょうが、ブログや編集動画系も、少なくともシェアは下げ止まるし、独自の根付き方をしていくように予測できます

私も最近ブログに復帰した派ですが、、、皆さんも、いかがですか?笑