有名なブランド、フレームorファスナー式、日数とサイズの関係、etc. 種類が豊富なスーツケース。
選び方が難しそうですが、実は!注意すべきポイントは6つだけ!!
あとは、デザインなどの好みで選んでOKですので、ポイントを押さえて、自分にピッタリのスーツケースを選びましょう。
※細かい情報は不要!という方は、目次の「失敗の少ないスーツケースとは?」をクリックしてください。選び方のコツを簡潔にまとめてあります。
目次
スーツケース選びの注意点(チェックポイント)
1. 価格、ブランド
高級ブランドの物を購入する必要はありません が、「大容量で1万円以下」など極端に安いスーツケースは低品質な可能性もあることは理解しておきましょう。
スーツケースは耐久性や耐衝撃性、操作性など、スペック上で大切な点が多いため、そもそもの原価が高くなりがち。こだわって作られていれば、ある程度は高くて当然なのです。
高品質&安めの価格を希望する場合、「エース」などのスーツケース専門メーカーの商品が比較的安心です。
エース スーツケース パリセイドZ ace.TOKYO LABEL 3泊〜4泊 55cm 48L 05583 正規品 |
例えば、コチラ↑は、出張でも旅行でも使いやすい48L(リットル)サイズ。一番、摩耗や破損が気になるキャスターもしっかりしたダブルホイールなのに、¥20,000程度(税・送料込)で購入できます。
また、使う機会が少ない&値段が気になるなら、レンタルが断然お得。
出費を抑えて高品質のスーツケースが使えますし、保管に場所を取られることもありません。
※詳しくはレンタルスーツケースに関する詳しい情報についての記事をご参照ください。
レンタル業者が貸し出している商品はスペックの良いものが多いので、購入する商品を選ぶ際にも「レンタル業者のお眼鏡に適っているか?」を確認するのは1つの参考になりますよ。
2. サイズ、容量
機内に「持ち込む用」or「チェックインカウンター等で預ける用」で基準が違います。
持ち込み手荷物
55㎝×40㎝×25㎝以内、且つ、3辺の合計 115㎝以内であること。 「機内持ち込みOK」などの表示がある物を選びましょう。 |
預け荷物
泊数×10L(リットル)が目安になります。
泊数 | 1〜2泊 | 2〜3泊 | 3〜5泊 | 5〜7泊 | 1週間以上 |
容量 | 30L | 30〜40L | 40〜60L | 60〜85L | 85L |
薄着の時期・渡航先の方やそもそも荷物が少なめの方は、目安より小さめでも問題なし。
逆に、ショッピングをたくさんしたり、ワインや割れ物の食器など厳重な梱包が必要な物等を運ぶ場合には、大きめのスーツケースが良いでしょう。
※※※ パッキングの注意点 ※※※
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旅行ごとに荷物の量が違う!という方は、レンタルで毎回に適切なサイズを選ぶのが◎。
不要に大きなスーツケースで不便な旅になってしまうこともありませんし、快適にお得な旅ができます。
3. 外装素材(ハード/ソフト)
ハードタイプ![]() |
ソフトタイプ![]() |
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ポリカーボネート、アルミニウム合金、ABS樹脂、等 | ヴァルカンファイバー (特殊加工紙) |
木+革、等 | ナイロン、ポリエステル、等 |
最も一般的な素材。強度や防水性、防犯性など機能面のことだけを考えるなら、預け荷物のスーツケースはこれらの素材がベスト。 | グローブトロッターに使われている特殊素材。十分に頑丈で撥水性もありますが、長時間水分にさらされると変形・歪みを起こすことも。濡れたら早めに拭きましょう。 | アンティークなどで見かけることがありますよね。見た目はステキですが、大抵かなり重いです。旅行用というよりは、家のインテリアとして使うことをオススメします。 | 軽く、収納力に優れ、外ポケットが付いていることが多いので、物をスッと取り出す/仕舞うことができ、機内持ち込みに便利。ただし、防犯性が低い(ナイフ等で破壊可能)傾向にあります。 |
ハードタイプでも、押すとペコペコと凹むようなスーツケースもあります。
その場合、軽量ではありますが、中身の保護は期待できませんので、割れ物などを入れる際には十分注意しましょう。
4. 開閉方式(フレーム式/ファスナー式)
フレーム式
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ファスナー式
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◎機密性が高い。 ◎強度、耐久性が高い。 ◎防犯性が高い(壊しにくい)。 ◎防水性が高い。 ◎ワンタッチで開閉できる。△荷物の出し入れには、全体を開けないと難しい(場所を取る&面倒)。 △衝撃でフレームが歪むと、開閉が難しくなる(要修理)。 |
◎荷物の出し入れが簡単(ファスナーを少し開くだけでも可能)。 ◎やや軽量。△防犯性が低め(壊しやすい)。 △防水性が低め(豪雨等だと、浸水することがある)。 |
個人的には;
- 預け荷物用はフレーム式でしっかり保護!
- 機内持ち込み用はファスナー式で荷物の出し入れを便利に!
がオススメです。
外装素材・開閉方式に共通する注意点ですが;
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5. キャスター(2輪タイプ/4輪(〜8輪)タイプ)
「8輪」等と書かれているスーツケースもありますが、基本的には4輪と同じ。4本脚の先にダブルホイールが付いているだけですので、下記の2タイプに分けて説明します。
2輪タイプ![]() |
4輪タイプ![]() |
◎電車内等の揺れる場所でも、安定性が高い(立てて置いても、ゴロゴロと勝手に動くことが少ない)。 ◎やや静音。△小回りが利かず、人混みや狭い通路の持ち運びにやや不便(通常、進行方向が固定されている/360°回転する車輪を採用している場合には問題なし)。△斜めに引いて持ち運ぶ必要がある(立てて押したり、身体の横に引き寄せて運ぶような使い方はできない)ので、重い荷物ば運びにくく、長時間使用すると腕が疲れやすい。 |
◎重い荷物も比較的運びやすく、腕が疲れにくい(斜めに引いて運ぶだけでなく、立てて押したり、身体の横に引き寄せて運ぶこともできる)。 ◎人混みや狭い通路でも小回りが利いて運びやすい(通常、軸が360°回転する車輪を採用している/進行方向が固定されている型の場合には小回りは利かない)。△ストッパーが付いていない場合は、電車内等の揺れる場所で立てて置くと、ゴロゴロと勝手に動いてしまうことがある。 |
車輪の数に関係なく、車輪がボディに半分埋め込まれていて、外に出ている面積が狭い方が、預け荷物などで荒い扱いを受けても、衝撃で破損することが少ないです。2輪の場合には大抵がこのタイプですが、4輪の場合には、車輪全体がスーツケースのボディから出ているタイプも少なからずあります。 |
6. TSAロック
アメリカに行く場合のみ「TSAロック」が付いているスーツケースの方が安心です。
TSAロックとは?![]() TSAロック搭載の鞄は「赤い菱形(TravelSentry社製/写真参照)」または「赤い松明(SafeSkies社製)」が目印です。※TSAロック搭載であっても、緊急時等には、職員が鍵を壊す可能性もあります(Travel Sentry公式HP参照)。 ※航空会社によっては、稀にTSAロック搭載の鞄でも解錠して預けるよう指示されることもあります。 |
アメリカ以外に行く場合には不要ですが、購入の際には「いつか行くかも…」という可能性を考慮して、TSAロック付の方が良いかもしれませんね。
失敗の少ないスーツケースとは?
以上の6つの注意点を踏まえると、誰にでも比較的オススメできるスーツケースは、下記の通りとなります。
機内持ち込み用
1. 価格・ブランド | 価格・ブランドは気にしなくて良い(あまり重い物を入れたり、鍵をこじ開けられる心配もないので、高スペックの必要はなく、普通のバッグに近い感覚で選んで良い)。 |
2. サイズ・容量 | 3辺が55㎝×40㎝×25㎝以内/3辺の合計 115㎝以内(「機内持ち込みOK」などの表示がある物) |
3. 外装素材 | ソフトタイプ(軽く、収納力にも優れており、外ポケットが付いていることが多いので、「ガイドブックをスッと取り出す/仕舞う」など荷物の出し入れが簡単で便利) |
4. 開閉方式 | ファスナー式(ちょっと開けて荷物の出し入れができて便利&軽量なことが多い) |
5. キャスター | 車輪数は好みで選んでOKだが、摩耗・破損がし易い部分なので、品質のしっかりしたものを選んだ方がベター(実際に見比べると品質はわかり易いですが、通販の場合には写真や説明書きで判断or信頼できるメーカーの商品を選ぶ) |
6. TSAロック | [購入] TSAロック付がベター(いつかアメリカに行く可能性を考慮&想定外の重量オーバーなどで、預け荷物になること等も可能性も考慮する) [レンタル] 渡航先がアメリカ時以外は不要 |
その他 | 外ポケット・内ポケットにこだわると、収納力&使いやすさが格段に上がります! |
預け荷物用
1. 価格・ブランド | 高級ブランドである必要性はないが、「大容量で1万円以下」など極端に安いスーツケースは要注意(重い物を入れたり、預け中に鍵をこじ開けられたり、旅先で壊れてしまう心配等があるので、よほど口コミが良い等でなければ安過ぎるスーツケースは避けた方がベター) |
2. サイズ・容量 | 10L(リットル)×日数が目安 |
3. 外装素材 | ハードタイプ(中身の保護、防犯性、強度・耐久性、耐水性など、預け荷物に必要なスペック全般で優れている) |
4. 開閉方式 | フレーム式(中身の保護、防犯性、強度・耐久性、耐水性など、預け荷物に必要なスペック全般で優れている) |
5. キャスター | 4輪(重い荷物や長時間の運搬でも、比較的扱いやすく、腕が疲れにくい)がベターだが、30L(リットル)などの小サイズの場合や長時間運搬の可能性がない場合は2輪でもOK 摩耗・破損がし易い部分なので、品質のしっかりしたものを選んだ方がベター(実際に見比べると品質はわかり易いですが、通販の場合には写真や説明書きで判断or信頼できるメーカーの商品を選ぶ) |
6. TSAロック | 購入:TSAロック付がベター(いつかアメリカに行く可能性を考慮) レンタル:渡航先がアメリカ時以外は不要 |
その他 | 購入すると、高額な上に、保管に場所をとるので、基本的にはレンタルがオススメ。購入の場合でも、一度、レンタルで試用してみて、気に入ったものを購入した方が間違いない。 |
6つの注意点だけ気をつければ、あとはデザインや軽さ、ポケットの数など、細かい点で気にいるものを選ぶと良いでしょう。
スーツケースは旅の大切なパートナー。
チェックポイントをしっかり確認して、最適な相棒を見つけましょう!
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